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カフェインの効果④

2022年05月14日

●アルツハイマー病を予防する効果

物忘れがひどくなるアルツハイマー病は、
脳にアミロイドベータというたんぱく質が異常に蓄積して、
神経細胞が死んでしまうことが原因といわれています。

その効果を実証するために、ある実験が行われました。
生まれつきアミロイドベータが蓄積しやすいマウスに、
1日あたり約1.5mgのカフェインを水に溶かして4~5週間与えました。

これは人間がコーヒーを毎日5杯ずつ飲むことに相当します。
その結果、カフェインを与えないマウスに比べ、
カフェインを与えたマウスでは記憶力の低下が改善しました。

記憶にかかわる脳の海馬や大脳皮質では、アミロイドベータが4~5割減少しました。
また、この実験によりカフェインがアミロイドベータをつくる酵素の働きを抑えることが
証明されました。
この働きにより、カフェインにはアルツハイマー病を予防する効果があるといわれています。

アルツハイマー

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