ギックリ腰(急性腰痛)
長時間同じ姿勢や、中腰などの不良姿勢が続くことにより、腰や骨盤周りの筋肉柔軟性が低下した状態で、腰にちょっとした負担がかかることで生じます。
また、季節の変わり目に多発することから、身体が冷えると発生しやすくなります。
ギックリ腰に対する当院の治療法
- 超音波治療を重点的に施し患部の炎症を鎮めます。
- テーピングやコルセットで不安定な腰を安定化させます。
- 痛みの軽減後に、軽い運動療法、弱めの骨盤調整、軽いマッサージで早期回復を目指します。
- 自宅での生活上の注意点と、簡単なセルフケアをお伝えします。
当院では現在に至るまで大勢のギックリ腰の方を診てまいりましたが、この治療法が再発予防も含め最速、最良であると考えています。
ご注意ください!
急性腰痛は患部に強い炎症が出て、身体が防御反射を起こしている状態です。
単純に腰の筋肉疲労とは異なりますので、むやみに揉んだり、指圧したり、骨盤をバキバキ矯正したりするのは止めてください。
返って治癒が遅くなります。的確に判断できる治療院、または当院へお早めにご来院ください。
慢性腰痛
腰の痛みが3か月以上続く状態を指します。いつも腰に張り、痛み、コリを感じている状態で、主に長時間の立ち仕事や、デスクワーク、中腰姿勢が多い方に多くみられます。
病院でレントゲンを撮っても何も異常がなく、シップだけ出されて終わりというケースが多いです。
当院にもこのような方がたくさん来られますが、このような方は単にマッサージだけでは改善しないケースが多く、当院のような様々な治療法を組み合わせたコンビネーション治療法が効果的です。
慢性腰痛に対する当院の治療法
マッサージ、運動療法、骨盤調整、ストレッチ、筋膜・筋肉弛緩法、超音波治療などを組み合わせたコンビネーション治療法にて施術します。
- マッサージ(腰に負担がかからないように腰周辺の筋肉を緩めます。)
- 運動療法(マッサージだけでは腰痛はその場しのぎです。当院の腰の運動療法は腰痛原因の一つとされる腸腰筋を活性化させ股関節周辺を柔らかくする運動療法になります。)
- 骨盤調整(当院の骨盤調整はバキバキ骨を強制するのではなく、筋肉、関節をソフトに調整します。)
- ストレッチ(短縮し、硬くなった筋肉を適度に伸ばして緩めます。)
- 筋膜・筋肉弛緩法(筋膜・筋肉をソフトに緩め、痛みが緩和します。)
- 超音波治療(手の届かない深層筋や、痛みの原因の炎症を鎮めます。)
筋膜性腰痛
腰に過剰な負荷がかかり腰や骨盤周辺の筋肉や骨膜が損傷することで腰痛となります。いわゆる腰の肉離れ(筋挫傷)です。
スポーツ、日常生活(家事、草むしり、農作業)などで腰に過剰な負担がかかり発症するケースが多いです。
レントゲンでは骨に異常がなく、病院で診察を受けても「骨には異常がありません」と言われてシップだけ出されるケースが多いです。
筋膜性腰痛に対する当院の治療法
- 発症直後の急激かつ強い痛みの場合はアイシングと超音波治療を併用して消炎処置、痛みを緩和します。
ご注意ください!
この炎症期に無理をしたり、ストレッチ、指圧、マッサージなど患部に過剰な刺激を与えますと、炎症が悪化して治癒を遅らせることがあります。 - 痛みが軽減されたら、損傷部位に低周波治療、赤外線治療で温めて血流を促進し、損傷部位の回復を促します。
- 日常生活が取り戻せるまで回復したら、ストレッチ、筋肉・筋膜をほぐし、運動療法を行い、再発予防につなげます。
また、併行して自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えします。
仙腸関節性腰痛
仙腸関節とは骨盤にある腸骨と仙骨が組み合わさった関節です。
仙腸関節の役割として、上半身から伝わる荷重(物を持ったりなど)と下半身から伝わる荷重(歩行、走る、跳ぶ)などの衝撃を吸収する身体の免震装置のような重要な働きをしていると考えられています。
仙腸関節性腰痛の特徴
仙腸関節の部分(骨盤後方の出っ張り部分)で炎症が起きており、仙腸関節の痛み、圧痛、坐骨神経痛(臀部、鼠径部、膝裏、下肢全体の痛み)が現れることが多く、個人差がありますが、椎間板ヘルニアと同様の症状が現れることもあります。
レントゲンではわからないため、なかなか適切な治療がなされないことが多いです。
仙腸関節性腰痛に対する当院の治療法
- 仙腸関節と関連性のある筋肉(腸腰筋、腹横筋、中殿筋)をソフトに緩めます。
- 仙腸関節に対する調整法(JRC調整)を施し、拘縮した仙腸関節の動きを回復させます。
(この調整法は非常にソフトで触れられているくらいの感覚です。仙腸関節は非常に繊細な関節で、強い刺激はかえって悪化を招きます。) - 筋膜・筋肉弛緩法(筋膜・筋肉をソフトに緩め、痛みが緩和します。)
- 超音波治療で腰の筋肉を緩め、炎症を鎮めます。
- 自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えします。
腰椎椎間板ヘルニア
腰の椎間板に過度な負荷がかかり、椎間板内部にある髄核(ゼリー状の物質)が外に飛び出して神経を刺激している状態です。
腰痛、坐骨神経痛(臀部、鼠径部、膝裏、下肢全体の痛み)が現れることが多く、足に力が入らないことが特徴です。
最近の研究では個人差はありますが、椎間板ヘルニアは体内の免疫細胞がヘルニアを異物として捉え、貪食することで自然治癒する場合があることがわかってきました。
重症ヘルニアの方は、お近くの脊椎専門医にご相談ください。
腰椎椎間板ヘルニアに対する当院の治療法
- 筋膜・筋肉弛緩法(筋膜・筋肉をソフトに緩め、痛みが緩和します。)
- 超音波治療で腰の筋肉を緩め、炎症を鎮めます。
- テーピングやコルセットで不安定な腰を安定化させます。
- 自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えします。
私の経験上、比較的軽症の方は当院の治療法で回復傾向がみられます。一度ご相談ください。
症状が重い方は手術が必要な場合もありますので早めに専門医を受診してください。
腰部脊柱管狭窄症
脊柱管という背骨の中にある神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫される状態です。
高齢者に多く、加齢により椎間板や腰椎が変形、靭帯の肥厚などで脊柱管が狭まると、その中を通っている神経が圧迫され、腰痛、坐骨神経痛(臀部、鼠径部、膝裏、下肢全体の痛み)が現れることが多く、下肢にしびれが出たり、足に力が入らないことも多いです。
また、背筋を伸ばそうとすると、脊柱管が狭まり、症状が悪化することが多く、歩いていると間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、痛いときにしばらく前かがみになり休むと症状が治まり、また歩けるようになるのが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症に対する当院の治療法
腰部脊柱管狭窄症の方は反り腰が多く、よく診ますとお腹を突き出しているために、後方の脊柱管が常に圧迫をされている状態です。
そのため、後方よりも前面の筋肉(腸腰筋、大腿四頭筋)を緩めることが大切となります。
腰部脊柱管狭窄症で一番やってはいけないことは、うつぶせになり上から指圧などで押すことです。これをしてしまいますと、さらに脊柱管を圧迫してしまいますので、症状悪化を招くことが多いです。
- 筋膜・筋肉弛緩法(筋膜・筋肉をソフトに緩め、痛みが緩和します。)
- 超音波治療で腰の筋肉を緩め、炎症を鎮めます。
- 自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えします。
私の経験上、比較的軽症の方は当院の治療法で回復傾向がみられます。一度ご相談ください。
症状が重い方は手術が必要な場合もありますので早めに専門医を受診してください。
腰椎分離すべり症
腰の疲労骨折と考えられています。
腰椎は5つの椎骨(椎体と椎弓)というブロックが関節として積み木のように連なって構成されていますが、この腰椎の椎体と椎弓が分離して、文字通り前方へ滑った状態をいいます。
この状態ですと分離した部分の腰椎の安定性が失われ、痛み、しびれなど様々な症状をを引き起こすといわれています。
レントゲンを撮ると無症状の方でも分離すべり症がみられることもあります。
また、学生時代に激しいスポーツをした経験の方が多く、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上、柔道など激しく身体を前後屈、回旋する競技に多くみられます。
病院ではコルセットをして安静指導を受けることが多いです。
腰椎分離すべり症に対する当院の治療法
- 筋膜・筋肉弛緩法(筋膜・筋肉をソフトに緩め、痛みが緩和します。)
- 超音波治療で腰の筋肉を緩め、炎症を鎮めます。
- 運動療法(腰への負担を減らすためには、体幹筋(腸腰筋、腹横筋、腹斜筋)のトレーニング、体幹前面(腸腰筋、大腿四頭筋)、体幹後面(大殿筋、ハムストリングス)の筋肉をストレッチして腰の前後屈、回旋動作の負担を減らすことが大切となります。
- 自宅でできる簡単なセルフケアをお伝えします。
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